2017/03/21
今大会はジオライドジャパン代表の高力さんとコメンサル本社からアジアエリア最高責任者のMr. Dinhが応援に来てくれた。 前大会のKBS 和束では、緊張からのミスが影響し自分の実力を出せずしてレースを終えていたので、今回は周りに流されることなく、自信をもって自分のレースを最後まで貫き通すことを意識して挑んだ。
MMCはショートコースなうえにライバルも多いため、混戦が予想された。だが「コンマ差の争いは運」と腹を括り、いつも通りの試走を繰り返す。レース試走の際は練習と違い、自分のペースで何度も試走できないのは当たり前のこと。なので、逆にコースサイドから他のライダーの走りをじっくりと学べる良い機会だと捉え、焦りはなかった。試走時間の最初のほうは、ホームである湯船MTBコースより路面が硬く、その上砂利が浮いているという非常に滑りやすいコンディションに戸惑ったが、空気圧を落とすことで対応した。その後、主催者様のご配慮によるコース整備も入り、路面状況を気にせず走れるようになった。
予選では、緊張したがリラックスを意識し、肩周りから指先まで適度に力を抜くことを心がけた。結果は 3位。思いのほかの高順位に驚くと共に、改めてマシンの性能の良さに気付かされた。
コメンサルの特徴的なリアのリンクシステムはあまりストロークを感じさせないが、加重移動に的確に反応し、コーナーの出口など自分が加速したいタイミングでリアサスが粘り、インプット全てを推進力に変えてくれる。
決勝前の練習では、タイムや相手はあまり意識せず、予選で気になった箇所を確認し、区間的に練習して習熟度を上げつつも、試走し過ぎて集中力が削がれないよう注意した。 また力が入り過ぎないよう全身をリラックスさせることだけに意識を向けた。
そして迎えた決勝本番。リラックスがこのレースの大命題だったが、いざスタートしたらやはり力んでいたようで、フロントを少し滑らせ乱れてしまった。
結果は、1 位とはコンマ4秒差、2 位とはコンマ1秒差 の3位だった。レース前に自分に言い聞かせた言葉通りのコンマを争う展開となったが、運ではなく、わずかなミスが敗因となってくるのを痛感した。
今後も、レース中での力を入れるべきところと抜くべきところの見極めをし、メリハリをつけられるように研鑽していくので、応援よろしくお願いします。
藤村飛丸(COMMENCAL/BlankyDog)